□ STEP2 生命保険を選ぶポイント(3) 保険料の実際

カテゴリ:円建・ドル建終身(死亡保障)保険・変額保険 - 失敗しない保険選び

STEP2生命保険を選ぶポイント(3)保険料の実際

保険の種類のおおまかな違いを把握したら、保険の原理原則に照らし合わせて種類ごとの保険料を計算しましょう。この保険料を自分が支払うことが可能かを考えることで、どの保険に加入したらよいかが決まります。

どれくらいの保険料を払うの?

生命保険(死亡保障)の保険料比較

次にタイプ別の保険料を比べてみましょう。表では保険金額1,000万円、30歳、男性の保険料を算出しています。ただし、タイプによって保障の内容が異なるので、一概には比べられないのと、保険会社や細かい種類の違いで保険料は変わるので、あくまでも参考としてください。【A保険会社の場合】

●保険料の比較 保険金額1000万円、30歳、男性の参考保険料

■ 定期保険    約 3,800円/月払(総払込保険料 ≒137万円)契約期間30年満了
■ 終身保険    約18,400円/月払(総払込保険料 ≒661万円)保険料払込60歳 契約期間一生涯
■ 変額保険(終身型) 約15,300円/月払(総払込保険料 ≒547万円)保険料払込60歳 契約期間一生涯
■ 養老保険    約25,000円/月払(総払込保険料 ≒896万円)契約期間30年満了

※?変額保険(終身型)は、総払込保険料が安くインフレに強い保険商品です。
デメリットは解約返戻金が変動する事ですので、一生涯続けるなら推奨商品です。

この表を参考にして、前述した年収600万円の家庭の例を考えてみましょう。
この家庭の場合、生活レベルを落とさず、遺族年金や妻の所得を差し引いた保障金額は約7,000万円が必要でしたので、表の保険料を単純に7倍して保険料を出してみましょう。定期で26,600円、終身で128,800円、変額(終身型)で107,100円、養老で175,000円となります。定期保険を見てみると、前述のB社のケースと比較して金額が2倍にもなっています。
これは、終身、養老とできるだけ同じ保障内容で比較するために、30年間保障料も保険金額も変わらないという保険にしているからです。前述のB社のケースは、年齢を追うごとに生命保険でまかなう金額は減ると考えて計算をし、保険料を出しています。

また、保険料は保険期間をどれくらいに設定するかでも変わってくるのです。さらによく考えてみると、実際には60歳まで保障金額を7,000万円にしておく必要はないことに気づくはずです。その場合、保障金額は年を追うごとに減らすという細かいプランを立てれば、必要最低限の保障金額が出せますし、それにもとづいた必要最低限の保険料をはじき出せます。

毎月の保険料の支払いは?

次に毎月この保険料を支払えるかどうかを考えます。
終身、養老の保険料を見ると、年収600万円では、この保険料を払うと家計に影響を与える可能性があります。しかし、必要なのは7,000万円ですから選択肢は定期保険しかないということになります。どうしても、掛け捨てには加入したくない場合には、同じ保険料の範囲内で終身、養老に入るとなると、保障金額は6?7分の1程度になってしまいます。つまり1,000万円です。同じ保険料ならば1,000万円たまるほうがいい、と思ったときに、あなたには保障金額1,000万円の保険が必要なのかをよく考えてみてください。これでは保険の意味がなくなってしまいます。
1,000万円では今の生活レベルは維持できないからです。

こう考えて初めて、生活のレベルを落とすのか、保険料をコストとして割りきるかの選択をすることになります。このほかに医療保険や老後、急な出費に備えた貯蓄も考えなければなりません。

これらを総合的に考えると、このケースの場合、次のように保険への加入を検討してはいかがでしょうか。

7,000万円の保障に払う保険料をコストとして払うことができると思えば、
保障額はそのままで「定期保険」に入ることを考えます。

そして、同じ内容の保険で、保険料を引き下げていきます。
先ほど述べたように「保障期間」と「保障金額」の設定の仕方がポイントになります。

さらに、「保険会社の違い」「予定利率の高い変額(終身型)保険の組み入れ」などで、
保険料を押さえることが可能です。
※終身保険は変額(終身型)保険とセットすることで、
現在加入の保険料から約10%?30%削減は可能です。

ここで、やはり老後や葬儀費用に備えて終身保険にも入っておきたいと思った場合は、
その分は貯蓄でまかなえないかを検討してみてください。

貯蓄型の保険は?

では、貯蓄型の保険はまったく意味がないのか、というとそんなことはありません。年収600万円のサラリーマンのケースのように、7,000万円もの保障は必要ないと考えられます。また、年収によっては、生命保険や医療保険に入るだけのコストを工面するのは難しいかもしれませんし、さらには貯金もほとんどできないかもしれません。
こうしたケースの場合は、死亡保障だけでは現実的ではありません。

こうした生涯賃金すべてを担保する保険に入るのが難しい場合は、日々の生活のことも考えて保険と貯金のバランスをよくすることが大切になります。そうなると、保険料・死亡保障・貯蓄(養老の場合は満期保険金、終身の場合は解約した場合の解約返戻金)のバランスを考えて、貯金も死亡保障も300万円という養老保険、あるいはもう少し保険料を下げたければ、貯蓄の部分を犠牲にして、一生300万円の死亡保障が続く終身保険に入るという選択肢が考えられます。従来型の終身保険の場合は、60歳で解約しても300万円にはなりません(※低解約返戻金型や利率変動型タイプはこの限りではありません)。

また、なかなか貯金ができないという人にも、貯蓄型は強い味方といえるかもしれません。毎月、保険料が銀行から引き落とされて自動的に貯金ができるからです。保険の原理原則どおりにいかない生活パターンもあると思いますので、そうした場合に貯蓄型が候補に上がってくるでしょう。

保険の選び方のポイントはつかめたでしょうか?

次のステップで保険の比較のポイントを見てみましょう。

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